兵庫県加古川市小2年事件の影響

子どもが犠牲となる事件がまた繰り返されてしまった。
兵庫県加古川市別府(べふ)町の市立別府小2年、鵜瀬柚希(うのせゆずき)ちゃんが刺殺された事件に関して、読売新聞(10/22)は、事件が発生した地域の保護者にアンケートをとっている。
これによると、
・帰宅後は外に出さない
・玄関先の電灯をつけっぱなしにして暗い所を作らない
・徒歩や自転車で外出させない。すべて車で送り迎えをする。
・子どもの居場所が分かるGPS携帯を買った
など、自衛策をとっているということだ。
また、
・家の前で襲われたらどうすることもできない
・殺害だけが目的のような印象で、恐怖を感じる。
・自宅周辺は安全と思っていたのに・・・
・こどもにとって、もう安全な場所はない
など、精神的には追い詰められているような感じである。
日本社会全体が、どうかしてしまったのではないかと思うほどである。
この事件に関しては、その後の報道があまり行われていないようで
新しい展開はないように思えるが、TVニュースなどで見ている限り
近所の人の、不審な人を見かけたなどの目撃情報もあるようである。
いづれ、犯人は捕まるものと信じるが、やりきれない思いである。
大切なことは、やはり地域の人の子供たちを見守る目ではないだろうか。
いつもと違う何かを察知する能力、そして、地域の人たちが連携して
子どもたちを守る行動を起こすことと思う。
“スまっぷ”も、なんとかそのためのツールとして利用できないかと
願っているのだけれども、なかなか普及しないのは、私たちの努力が
まだまだ足りないのだろう。
10/26追記
自宅近くの写真が記事としてasahi.com(10/25)に掲載されている。
自宅近くの状況
確かに、暗い。ここに犯人が潜んでいたとすれば、顔をお判別することも、人物の姿も見えないかもしれない。