米国で、学校でのこどもの鬼ごっこは禁止の動き?

Livedoor Newsのこんなニュースが目にとまった。
「米国の小学校では、近年、こどもの遊びである”鬼ごっこ”を規制しようとの動きが出ている。(2006年10月30日)」ということである。
理由は、「子どもたちが遊んでいる最中にけがでもして、損害賠償請求を起こされては大変だとの配慮」ということである。
このほかにも、相手にボールをぶつけるドッジボールや、相手にタッチすることがあるキックボールなども禁止する学校が出ているそうである。
いかにも、訴訟が日常的になっている米国らしいが、記事によると、多くの親たちは、学校の方針は極端だと異論を唱えているそうで、子どもたちは休み時間中に、遊びをすることで指導者の役割、社会的な人との付き合い方を学んでいくメリットがあるという意見もあるようだ。
最近の学校におけるいじめの問題で、学校側がいじめがあったことを隠そうとしているのではないかとマスコミ報道がされていることとも、どこか共通しているところがあるのではないだろうか。
学校側としては、できるだけ子どもの問題で訴訟や非難を受けるようなことは避けたい、すなわち、自分たちの組織を守るという必要性から、本来こどもの教育という面では必要性を認識しながらもそれができないということがおきていると思うのである。
ここにも、親と学校の断絶が表れているように思う。
親は、教育は学校がするもの、学校の先生は教育サービスをする組織の従業員というふうにしか捉えていないのではないだろうか。
とても、自らが学校とともにこどもを教育するという視点があるとは思えない。
学校の先生もそうであるが、親にももっとしっかりしてもらいたいと思う。

わき見運転による通学路の交通事故

 2006年9月、埼玉県川口市の市道で散歩中の園児の列にワゴン車が突っ込み、園児ら21人が死傷した。
 容疑者は、業務上過失致死傷罪で起訴された。
 起訴状によると、容疑者は助手席にあった携帯型カセットプレーヤーを操作し、右手だけでハンドルを握り、脇見運転のまま時速50~55キロで走行。前方左側を歩いていた保育園児らの列に突っ込み、園児4人を死亡させ、17人に重軽傷を負わせたということである。
 これだけの犠牲者が出た事故で、あまりにも軽い刑と思わざるを得ない。
 しかも、この容疑者はそれ以前にもわき見運転で物損事故を起こしていたということである。
 亡くなられた園児の親の気持ちを思うと、やりきれない。
 しかし、このような事故は決して稀な事故ではない。
 警察庁の18年度の統計データによると、死亡事故の法令違反の種類別にみると、漫然運転、脇見運転、運転操作の順で、上位を占めている。
 実際車を運転していると、携帯電話を耳に当てながら、交差点を曲がっていく車を見かけることはよくある。
 また、私自身、カーナビを見ながら車を運転していて、はっとした経験がある。
 車を運転するものとして、脇見運転による事故の加害者となるかもしれないことを十分自覚して運転する必要がある。
 もちろん、運転者の自覚にたよるだけでなく、道路自体を事故が起きないような構造にすることや、子どもたちの通学時間帯における車両の通行止めなど、安全対策として地域で行うべきことは多い。

文部科学省 平成17年度 生徒指導上の諸問題の現状について

文部科学省が9月27日に発表した「平成17年度生徒指導上の諸問題の現状について」では、平成17年度における児童生徒の問題行動等の状況として、次のような数値が公表された。
1. 暴力行為の発生件数 (公立の小学校・中学校・高等学校)
学校内: 30,283件〔前年度30,022件〕※0.9パーセント増
学校外: 3,735件〔前年度4,000件〕※6.6パーセント減
2. いじめの発生件数 (公立の小学校・中学校・高等学校及び特殊教育諸学校)
20,143件〔前年度21,671件〕※7.1パーセント減
3. 不登校児童生徒数 (国立・公立・私立の小学校中学校)(速報値)
122,255人〔前年度123,358人〕※0.9パーセント減
4. 高等学校における不登校生徒数 (国立・公立・私立の高等学校)
59,419人〔前年度67,500人〕※12.0パーセント減
5. 高等学校中途退学者数 (国立・公立・私立の高等学校)
今年度より,新たに国立の高等学校についても調査を行った。
76,693人〔前年度77,897人(公立・私立高等学校)〕
6. 児童生徒の自殺者数 (公立の小学校・中学校・高等学校)
105人〔前年度126人〕※16.7パーセント減
7. 教育相談機関の設置状況
都道府県・政令指定都市教育委員会所管:193ヵ所〔前年度218ヵ所〕
市町村(政令指定都市を除く)教育委員会所管:1,498ヵ所〔前年度1,735ヵ所〕
これらの数値の中で特に目を引くのは、2005年度に全国の公立小学校で発生した校内暴力が過去最多ということである。その他の数値については減少傾向にあるようだ。
最近のいじめによる子供の自殺報道等をみても、学校での解決すべき問題は大きいといわざるを得ない。
学校と地域の連携がますます重要になるのではないだろうか。

”スまっぷ”2006いばらきデジタルコンテンツ大賞茨城県企画部長賞に輝く

授与式茨城県高度情報化推進協議会主催の「2006いばらきデジタルコンテンツ大賞」において、”スまっぷ”が茨城県企画部長賞に選ばれました。
今月8日茨城県高松運動公園で開催されたまなびピア2006会場において、授与式が行われました。
この賞は、県内の産学官が協力・連携して、茨城県の高度情報化を進めるため、IT社会を担う人材を育成し、デジタルコンテンツやソフトウェア技術に対する関心を高めることを目的に行っているもので、ホームページ部門、デジタルアート部門、ソフトウェア部門の3部門に分かれており、”スまっぷ”はホームページ部門において優秀と認められ受賞したものです。
スまっぷ推進協議会としては、これを機に、さらに”スまっぷ”をより多くの地域で活用してもらえるよう努力していきたいと考えます。
賞状