広島県は今年1月に、こどもの安全に関するアンケート調査を実施しています。
今月この結果が公表されました。
この中より、主な内容をひろってみました。
調査対象者 229人
小学校長: 52人
PTA関係者:50人
地域活動者:127人
調査方法
全員に質問する共通項目
小学校長,PTA関係者,地域活動者への個別の項目により調査を実施
選択又は自由記述により無記名で回答を得た。
回答者数 180人
(問)あなたの地域の子どもの安全に関する環境は,前回のアンケート(昨年)
以降変わりましたか。
⇒よくなった:84.4%
(問)「良くなった」とお答えの方は,その理由をお答えください。
(複数回答可)
⇒防犯パトロール等地域で子どもを守る取り組みが始まった(79.6%)
学校や地域で、地域安全マップを作成する取り組みが始まった(50.7%)
子ども110番の家のステッカーを目にするようになった(50.0%)
不審者情報が迅速に提供されるようになった(30.3%)
(問)あなたの学校(地域)では既に「地域安全マップ」を作製していますか。
⇒小学校長 作製している(45.5%)
地域活動者 作製している(28.3%)
※作製していないと回答した人も今後作製したいとするひとは95%以上
(問)あなたの学校の児童に関わる不審者情報が通報された場合の
保護者等への連絡方法をお答えください。
⇒印刷物(97.7%)
電話(45.5%)
携帯メール(18.2%)
ホームページに掲載(13.6%)
(問)今後携帯メールによる連絡を実施してみたいと思いますか。
⇒思う(30.6%)
思わない(63.9%)
まとめ
昨年の事件があった当時に比べて、環境がよくなったと感じている人が80%以上 というのは、率直によかったと思います。
その原因として、地域の子どもたちを守る活動が始まったことや、安全マップの作製があげられています。
不審者情報の連絡方法については、やはり印刷物で行うというのが圧倒的で、意外に携帯メールは使いたいと思う人が30%程度で使いたくないとする人が多いのにびっくり。地域性があるかも知れないと思いました。