通学路の危険箇所情報を公開するためのルールについて

”スまっぷ”を地域で利用していただこうと、地域の防犯に関するボランティア活動しておられる方に働きかけてみました。
しかし、意外にも、危険箇所情報をインターネット上で誰でも見られるようにすることは、逆にそれを犯罪に利用される可能性もあるのではないかということで、利用については否定的な意見が返ってきました。
確かに、その可能性がないとは言い切れません。
いくつかの県では、既に、不審者情報をインターネット上で公開していますが、その情報が逆に犯罪に利用される可能性について、どのように判断しているのでしょうか。そのことについて、ネット上で調べてみましたが、明確な判断基準というようなものは見当たりませんでした。
”スまっぷ”では、特定の利用者の間でのみ情報を共有する機能を持っていますので、不特定多数に閲覧されることを防ぐことが可能ですし、また、地域の一般住民に対して情報を公開することも可能です。
ただ、その判断はシステム利用者に委ねています。
情報が公開され、地域で共有されたからといって、子どもたちの安全が守られるわけではありません。その情報を受けた人々が、どのように行動するかが問題なのです。
何も行動しないのであれば、情報は無くても同じことです。
情報公開は、情報を受けて行動することが前提なのです。
行動するために、その情報が必要かどうかが、判断基準になると思うのです。
子どもたちの安全を守るための行動を開始するとき、どこにどのような危険な状況があるかを知ることは必要不可欠なことではないでしょうか。
いずれにしても、何らかの合意できるルール作りが必要なようです。