“スまっぷ”と県警が提供する安全マップとの違い

昨日、小学校の先生が多く参加されている会合の席で“スまっぷ”の紹介をさせていただきました。
やはり、先生の皆さんは、近頃の子どもたちの安全を脅かす事件については大変心配をされ、今後の対応に苦慮されていらっしゃることが強く伝わってきました。
“スまっぷ”については、こんなしくみが自分たちの学校でも使えたなら、あんなに苦労しなくても済んだかもしれないと、これまで紙を使って安全マップを作成されてきたことのご苦労を語っていただきました。
そんな中で、最近は全国の多くの県警で、子どもたちの安全に関する不審者情報がインターネットの地図上に公開されていることについて、感想を求めました。
県警のインターネットの地図を利用した安全マップは、県全体の安全状況を把握するうえでは役に立つけれども、自分たちの学校の周辺についての情報は少なく、子どもたちの通学路の細かい危険箇所を把握するためには、“スまっぷ”のような地域の細かい状況を把握できる地図が必要という答えが返ってきました。
また、仮に“スまっぷ”を利用する場合の課題については、やはり運用体制が問題で、学校のPTAの活動が活発なところでは運用が可能と思うけれど、そうでないところでは担当の先生が中心とならざるを得ないため、先生の負担がさらに大きくなることが懸念されるということでした。
そのほかには、学校の授業で子どもたちが“スまっぷ”を利用することについて、学校によってはコンピュータを使いこなしているとは言えない状況のところも多く、また、子どもの家庭へのパソコン普及割合が低いなど、コンピュータを地域で広く利用する環境が整うまでには、まだ、相当の期間が必要と思いますという感想もありました。
大変有意義な情報交流ができました。