不審者対策では解決できない滋賀の事件

今回の滋賀の事件は、報道にあるように母親の子育てにおいて精神的に追い詰められていたことが起因しているとすれば、これまで全国各地で進められている地域安マップをつくって、不審者情報を共有し、お互いに注意しあいましょうという対策では問題解決はできないという新たな課題を提示していると言えます。
こどもを守る側の親の方に問題があるとすれば、救いようが無いという気もしますが、意外に子育てノイローゼあるいはそれに近いような精神的ストレスを感じている親は多いのではないでしょうか。
つくば市では、このようなこどもの親同士が互いに抱える問題をお互いに相談しあって解決しましょうということで、母親クラブや子育てNPO(ままとーん)などの団体が活動しています。
やはり、このような地域の活動が、今回のような問題を引き起こさなくても済むような環境づくりという意味で、重要な役割を担っているといえるのではないでしょうか。
是非、このような団体が、地域の安全度を高めるという意味でも、より活発に活動されることを期待したいと思います。