不審者の声かけがどんなときに多いか

千葉県警のホームページに、「平成16年中に警察に寄せられた小学生以下を対象とした声かけ等の不審者情報113件の分析結果」が公開されていました。
この報告の主な内容を紹介いたします。
【声かけの多い時間帯】
 ・15時台が27.4%と最も多く発生しています。
 ・子ども達が下校(帰宅)する15〜18時までの間が、59.3%となっています。
【どんな場面で声をかけられるか】
 ・下校中の被害が54.0%と半数を占めています。
 ・登校中を含めた通学時帯の被害は69.9%となります。
 ・「遊び中」(15.0%)、帰宅途中(12.4%)が多くなっています。
【声をかけられる場所】
 ・路上が69.0%と約7割を占めています。
 ・マンション内、エレベーター内、自宅敷地内の自宅の直近は13.3%となります。
【声をかけられる時の人数】
 ・一人でいる時の被害が80.5%と約8割を占めています。
【曜日別】
 ・金曜日が22.1%と最も多く発生しています。
【声かけ等の手口】
 ・突然近づいてきて性的な行為を要求することが14.2%
 ・次いで、「○○はどこ?」など道案内を装って近づき誘い込む・・・10.6%
 ・「お菓子をあげるからおいで。」などと甘言を用いて誘い込む・・・10.6%
 ・警察官、医者あるいは卒業生等を装って近づく…6件(5.3%)
【難を逃れた手段】
 ・「その場から逃げ出した」が最も多くなっています。
 ・次いで、「断る」「抵抗する」「騒ぐ」「泣く」の順です。
これらの傾向は、千葉県の特殊な状況ではなく、他の地域でも共通することではないかと思いますので、参考にしてください。