昨日、国土地理院で”安全ワークショップ”が開催され、私たちが進めているスまっぷについても、ご紹介する機会を得ました。
ワークショップは大変盛況で、会場の外にもあふれるほどの参加者で、改めて子どもたちの安全に関する地域の関心の高さを感じました。
私がワークショップの中で特に関心を持ったのは、講演された立正大学の小宮先生のお話でした。
小宮先生は、これまでにもいろいろなところで地域安全マップの作成の考え方について講演されていますが、子どもたちにとって危険な場所というのは、「入りやすく見えにくいところ」ということをおっしゃっています。
そのような意識で、実際に通学路を歩いて、そのような危険な場所を地域安全マップとしてまとめるという考え方が重要ということです。
なんとなく、当たり前のように聞こえますが、小宮先生のお話では、実際に作成されている地域安全マップには、不審者マップや犯罪マップなどのように、場所ではなく、人に注目して作成されているものも多く見られ、特に、不審者というのは、子どもたちにも地域の人を不審な目でみることを強要するようなもので、教育的な見地からも全く意味の無いものであるとのことです。
今私たちが進めている安全マップ”スまっぷ”も、そのような失敗をしているのではないか、もう一度見直したいと思います。