子どもの通学路には犯罪の起こりやすいと考えられるところがいくつもあって、そのことを子どもたち自身が自ら意識できるよう地域安全マップ作りがさかんに行われるようになってきました。
このことは、子どもの安全を守る意味で非常に重要なことですが、一方で危険な場所がいたるところにある中、こどもは一体どこで遊んだらいいのだろうか、居場所がなくなってきているのではないだろうか、そのことは地域との接触機会も少なくなり子どもの健全な成長にも影響を与える事にならないだろうかという心配も出てきます。
危険な場所とされる「入りやすくて、見えにくいところ」の一つに公園があります。
公園の中にこどもたちが楽しく遊べるようにとつくった小山も、みえにくい場所を作る結果となり、あの公園は危険な場所だから行かない方がいいということになってしまいます。
一人では遊ばないと言っても、二人なら安全ということではないし、親としてはこどもをそとで遊ばせることは心配の種です。
こんな背景を踏まえてでしょうか、文部科学省も「地域教育力再生プラン」として、こどもの居場所づくりを進めているようです。
具体的には、子ども居場所づくりとして「市町村レベルにコーディネーター等を配置し、親に対する参加の呼びかけや学校や関係機関・団体との連携協力による人材の確保・登録を行うほか,登録された人材を子どもの居場所へ配置する。」というような内容になっています。
私たちのつくば市では、この事に関してどんな活動がされているのでしょうか、よく分かりませんが、スまっぷでも子どもたちの遊び空間がどういう状況になっているのか、機会があれば取り上げてみたいと思います。