不審者とは? そしてどうやって見抜く?

日経BPに「不審者を見抜け」という記事が掲載されていた。
安全生活アドバイザーとして著名な佐伯幸子(さえき・ゆきこ)氏の記事である。
氏の記事は、「そもそも不審者とは?」という問いかけからはじまっている。不審者とはそこに居ることが不自然な人、不自然な挙動をしている人など、何かが違うというような人のことを指すと考えられるが、そう簡単にはそれを見抜くことは難しい。その意味で、常態と異なる身近な変化に、我々はもっと注意を払うべきであるということを主張している。
確かに、不審者が現れた場所を地図に書き込み、地域全体で情報を共有し、お互いに連携して子どもたちの安全を守りましょうということで安全マップ”スまっぷ”をはじめたわけであるが、ここで言っている不審者とは、殆ど犯罪者に近い人であり、例えば学校帰りの子どもが見知らぬ人から声をかけられ、連れて行かれようとした場合などのことが不審者情報として扱われている。
”いつもと違う”という日常的な変化に、我々がもっと注意を払っていれば、危険に対してもっと敏感に対応できるようになるであろうし、仮に犯罪が起きてしまった場合においても、その情報は事件の解決に役に立つであろう。
その意味で、”スまっぷ”は、よりリアルタイムの情報、あるいは日々変化する情報を共有するための仕組みとして運用していきたい。